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2011-09-28 [山形石雄]

 秋の花粉症です。毎年それなりに症状は出るのですが春に比べれば軽かったのに、今年は春並みの症状が出ています。猛暑の影響なのか。目が痒くて辛すぎる。

 山形石雄さんの「六花の勇者」を読みました。
 ー闇の底から「魔神」が目覚める時、運命の神は6人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。選ばれし六人の勇者「六花の勇者」は、その身体に勇者の証である紋章が浮かびあがるのだ。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人に選ばれて魔神復活を阻止すべく戦場へと向かう。だが、約束の地に集まった勇者はなぜか7人いた。その直後、結界が作動して7人は森の中に閉じ込められてしまう。魔神に立ち向かう勇者は6人でなければならない。この中の誰か1人は偽者であり敵なのだ。疑心暗鬼にかられた彼等はその偽者をあぶりだそうとするが……ー
 「戦う司書」シリーズの山形石雄さんの新作。今回の舞台は剣と魔法の中世風ファンタジーです。魔哭領で目覚めた魔神を封印するために集まったはずの勇者達が、魔神と戦うどころか仲間割れに終始するというなんとも不思議なお話です。ファンタジーとミステリが融合したような感じでしょうか。結界によって閉ざされた森は所謂クローズドサークル。密室の中にあった結界の軌道装置を動かした偽の勇者は誰なのかを推理します。しかし、勇者の皆さんは戦闘能力は高くても推理能力はあまり備わっていないらしい。「こいつが偽者だ!」と誰かが言えば「そうだそうだ」と一斉になびいてしまうのは如何なものか。嫌疑をかけられたアドレットが、必死に己の無実と大切に思う人の無実を証明しようと推理を組み立てていくいわば探偵役のような感じです。7人目は案外すぐにわかりましたが、ラストは吃驚。ここで完結したらホラー色も相まって名作!と思うのですが、帯にしっかり「新シリーズ」と書いてありました。このまま延々と偽者探しを続けるのか?魔神君はどうなるの?そもそも魔神+1万超えの凶魔に対して6人てどうなの?「勇者は6人でなければいけない」という絶対条件は本当に正しいのか?色々疑問に思うこともありますので、次作も期待しています。しかし、これはアニメ化は難しいかもしれません。6人のうちの1人チャモの戦闘能力があまりにも……です。これはビジュアル化されたら絶対に目を逸らすぞ!

六花の勇者 (集英社スーパーダッシュ文庫)

六花の勇者 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 文庫



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2010-01-25 [山形石雄]

 今週の「銀魂」は、「山崎冬のパン祭り」の一言の為にできたような話でしたが、これをアニメにできるのかどうか。あれ?ヤマザキってスポンサーにいましたっけ?1ページまるごと「あんぱん」の文字のお陰で、なんだかあんぱんが食べたくなりました。

 山形石雄さんの「戦う司書と世界の力」を読みました。ついに完結です。
 ー世界の滅亡が目前に迫る中、ルルタの仮想臓腑の中に現われたのは、かつて人間爆弾だったコリオ=トニスだった。コリオはルルタの絶望を救えるのか。そして自身の「死」によって本来の能力「本喰われ」が発動したハミュッツもまた、仮想臓腑の中でルルタを密かに狙っていた。2人は世界の滅亡を止められるのか?ー
 いや〜燃えた。燃えましたよ。これぞ王道展開なラスボス戦でした。ハミュッツの「被殺願望」を写されてしまったルルタが大変なことになってしまいましたが(アニメでやるのであれば、櫻井さんが大変だ)。ルルタとニーニウが救われて良かったです。ルルタも魔王でえげつないことをたくさんしてきましたが、彼もまたハミュッツ同様の作られた道具でしかなかったので、最期の最期に人間らしく好きな人と一緒にいられて良かったのではないかと。ハミュッツも幸せな最期でした。ヴォルケン、格好良いじゃないか!どうして生きている間にそういう行動を取らなかったんだ!仮想臓腑の中では死んで「本」になった武装司書やコリオが活躍しますが、死者である彼等は決して外で戦っているミレポック達とは交わらないのが悲しい。ノロティとエンリケが切ないです。本の口絵に描かれている人達が、仮想臓腑の外と中で分けられているんですね。まるで小学生の教室のような「これ以上ルルタをいじめるな!」というコリオの台詞にちょっと笑いましたが、ビサクさんの「なんであんただけ若返ってるんだ!」という台詞に大笑いしました。ほんとだよ、なんで若返ってるんだ?イレイアおばちゃんが、あんなぶっとびな美少女だったなんて……。この作者の次回作が楽しみです。

戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-10)

戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 1-10)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/01/22
  • メディア: 文庫



2009-12-19 [山形石雄]

 今年最後の病院通い。もの凄い混雑で待合室で半分寝ていました。インフルエンザの人がいなくて良かったです。
 「戦う司書」の追加キャストに櫻井さんの名前があるらしい。ユキゾナかな?ユキゾナだったら嬉しいのですが。ユキゾナ登場までやるとすると、原作のかなり後半までいきそうです。
 「戦う司書と絶望の魔王」を読みました。
ーついに動き出した『天国』。それは「本食い」の能力を持つルルタの体内に存在する「仮想臓腑」のことだった。楽園時代の終末、未来管理者オルントーラが解き放った終章の獣に対抗すべく、人々はルルタを救世主と崇め、ルルタに命を捧げ本となって彼の体内に取り込まれることこそ至上の喜びとした。戦えない弱者に生きる権利のない世界で、歌い人のニーニウは迫害されながらも人々の心を癒すために歌い続ける。ニーニウは戦いたくないと慟哭する少年の心を感知し、彼を救う為に王都へと向かう。ー
 前作で武装司書はほぼ壊滅だったので、この先どうするのだろうと思いましたが、今回のお話はルルタが何故世界を滅ぼそうとしたのかが書かれています。本当は戦いたくないし、終章の獣に勝てるなど思っていないのに、強くなければいけないルルタの苦悩。よくある「子どもに世界の危機を押し付けるなよ〜」というアレです。ルルタを倒す為にハミュッツとチャコリーは創られたのですが、「菫の咎人」という名で最大の罪人のように語られているチャコリーが随分と小物でがっかりです。ノロティだったらルルタを倒せたのだろうな。一方のハミュッツはどうやら死んで「本」になってから真価を発揮するようです。それで「殺してくれ」と願い続けていたのか。最終巻でハミュッツがどうなっているのか楽しみです。

戦う司書と絶望の魔王 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と絶望の魔王 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 文庫



2009-12-10 [山形石雄]

 ドSバカ、可愛いなあ。六角編は沖田君の最強っぷりやら色々見れてお得なお話です。アニメになったら鈴村さんと釘宮さんと小西さんの早口が凄かった。特に釘宮さんの早口にはいつも凄いな〜と思うばかり。沖田君と神楽ちゃんは良いコンビです。見た目は美少年と美少女なのに、トイレネタとか吐くとかやってることは凄いよな。

 山形石雄さんの「戦う司書と終章の獣」を読みました。
 ー反乱を防ぎ平和が戻ったバントーラ図書館。だが、書架を守る衛獣達が突然武装司書を襲撃する。出られるはずのない場所へも脱走する獣達に、武装司書は苦戦を強いられる。一向に戦いに姿を見せない館長代行のハミュッツに対する不満や不安が広がる中、ハミュッツが突然武装司書の解雇と図書館の閉鎖を宣言する。彼女の口から明かされる武装司書の本来の目的と『天国』の正体。そして厳重に封印された地下迷宮からついに『天国』が動き出すー
 まるで最終回のようなタイトルですが、あと2冊あります(最終巻は来年早々に出るらしい)。今回はとうとう正体を現した『天国』と、『天国』を唯一滅ぼす方法を知る「菫の咎人」、彼女の願いを引き継いだエンリケやマットアラストやユキゾナなどの武装司書個人個人のお話がメイン。マットアラストとハミュッツの出会いと関係、先代館長代行のフォトナさんのその後など急展開でした。『天国』の滅ぼし方はまあよくある展開です。幸せなる人である真人を生み出す為に、神溺教団はせっせと働いていましたが、ハミュッツが一番真人なんじゃないのか?殺されたいという望みを叶えるべく、神溺教団は随分暗殺者を仕向けてくれたんだから。ハミュッツは随分「恋する爆弾」のコリオ君がお気に入りだったのだな。

戦う司書と終章の獣 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と終章の獣 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/04/25
  • メディア: 文庫



2009-12-01 [山形石雄]

 あっと気付けばもう12月です。今年一年あなたは何をしましたか?と聞かれると答えられないこのなんともいえない虚しさ。世間ではそろそろ10大ニュースとか色々総集編ムードが漂ってきます。8月に注文した「黒執事」のビターラビットぬいぐるみがそろそろ届く頃なので楽しみです。

 山形石雄さんの「戦う司書と虚言者の宴」を読みました。
 ー神溺教団を滅ぼした武装司書達は年末に、年に一度だけばか騒ぎを許されるパーティーを楽しんでいた。その会場に館長代行であるハミュッツが命を狙うオリビアが現れる。ハミュッツに対し、すでにハミュッツは負けていると宣言したオリビア。彼女はハミュッツに不信感を抱く武装司書に近付き、武装司書達は静かに結束を固めてゆく。ノロティと同郷出身の見習い司書のヤンクゥは、ノロティの死を受け入れることができず、武装司書と神溺教団の両方に敵意をいだく。新たな楽園管理者のミンスが、ヤンクゥが守る村の少女マニを真人に選んだと知り……ー
 武装司書大忘年会のお話。一見ばか騒ぎの続くパーティーの裏側で冷戦が勃発しています。天国を滅ぼす唯一の方法である「菫色の願い」を知るオリビアが、マットアラストの追求をかわすために捨て身の行動に出ます。思い切ったことをしたもんだ。ミンスさんが探す真人は本当にささやかな幸せを求める人達ですが、天国に捧げる『本』でもある彼等は一体どのタイミングで捧げられてしまうのでしょう。天寿を全うするまで待っているわけはないと思うし……。その辺はこの先明かされるのかな。キーとなるキャラがいつもお亡くなりになってしまうこのシリーズですが、今回はみんな生き残りました。

戦う司書と虚言者の宴 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と虚言者の宴 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫



2009-11-21 [山形石雄]

 朝から息切れがひどかったので今日は引きこもり生活です。試合だったのですが仕方ない。なかなか劇的な幕切れで、スタジアムで見ていたら興奮して発作を起こしそうです。何でも新型インフルエンザの新型が出始めたらしい。恐ろしい……。

 山形石雄さんの「戦う司書と荒縄の姫君」を読みました。
 ー武装司書への昇格も間近と思われるほどに成長した見習いのノロティ。館長代行のハミュッツから極秘に神溺教団のテロ計画の捜査を命じられたノロティはトアット鉱山へと向かい、武装司書を激しく憎むアーキットという少年に出会う。
 その10日後、世界最大の国イスモ共和国が、突如パンドーラ図書館に宣戦布告する。あらゆる人々が武装司書に対して激しい憎しみをぶつけ、圧倒的な戦力差に武装司書は窮地に立たされる。ー

 必要であれば人を殺すことをためらわない武装司書でありながら、絶対に殺さないと言い張るノロティのお話。が、冒頭でノロティさんお亡くなりに……。ノロティによって救われたエンリケがどうしてノロティが死ななければならなかったのかを、彼女の『本』を読みながら辿って行く。同時に神溺教団がついに武装司書に宣戦布告。どうやってイスモ共和国を武装司書にぶつけたのかを楽園管理者が語ってゆくので、時間が行ったり来たりしています。ノロティの「世界はあたしのもの」という意味がただの理想家なのか、おバカさんなのか読者の好き嫌いが分かれそうなキャラです。シリーズの第一部が終了のようで神溺教団も武装司書も大きく変化します。お気に入りのミンスさんがあんなことになるとは……。昔のやくざ映画の菅原文太みたいなミンスさんが……。

戦う司書と荒縄の姫君 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と荒縄の姫君 (スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫



2009-11-07 [山形石雄]

 土曜日の仕事はいつもの倍くらいに長く感じます。今日は本来なら会議で工場まで行かなければならなかったのですが、急遽中止になったのでホッとしました。なにしろ工場に行くとなると4時に起きなければなりません。無理、会議中に絶対寝る。

 山形石雄さんの「戦う司書と追想の魔女」を読みました。
 「武装司書に正義を取り戻す」と宣言したヴォルケン。彼は神溺教団によって「肉」に変えられた人々を見殺しにした図書館代行のハミュッツをどうしても許すことができなかったのだ。正々堂々と裁判に立ち、ハミュッツを追放すると決めたヴォルケンは、一人の女性と共に姿を消す。女性はかつて神溺教団によって武装司書・モッカニアの母親の偽者に仕立てられた女性だった。

 アニメ版の冒頭に出て来た神溺教団の船を武装司書が急襲するシーンがこの話に出て来ます。冒頭から目立っていたし、キャストに中村悠一さんを持ってくるくらいだから一押しキャラなのかと思っていたよ、ヴォルケン……。まさか原作の5巻でようやく登場して、このお話で彼の物語が終わってしまうとは思いませんでした。モッカニアの母親役を押し付けられた女性が、実は結構重要な人だったとは。このシリーズは伏線が一杯あって楽しいです。魔力が強い人は変わった髪の色をしているという設定があるので、アニメ色の髪色の人は魔力の能力が高い。ヴォルケンの若草色の髪の毛もアニメな人ではなく、魔力が強いということ。武装司書と神溺教団の共存関係が明らかになってきたり、神溺教団がいよいよ武装司書に全面戦争をしかけようとしていたり、色々一気に動き出して、盛り上がってまいりました!という感じで早く次を読まねばと思うのですが、汀こるものさんの新刊が出たのでそっちに浮気。司書の皆さんより双子萌えを取ってしまった。

戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫



2009-10-31 [山形石雄]

 地方によっては基礎疾患のある人を対象にした新型インフルエンザワクチンの接種がはじまったようですが、埼玉県はまったく音沙汰無しです。診察日だったので病院に行ってきましたが、国も県も何も教えてくれないからまったくの白紙状態だと言われました。そのうえ季節性インフルエンザワクチンも奪い合い状態で足りないらしい。季節性は高齢者優先なので、このままだとどちらも接種できずに終わる可能性も。こまめに手を洗って消毒しましょう。インフルエンザは目の粘膜からも入って来るので、外に出たら顔には触れないのが一番です。
 インフルエンザだけでなく普通の風邪も流行中で、病院はかなりの混雑ぶりでした。夏日の日もあれば12月に近い気温の日もあって、体調を崩すなという方が無理という日々が続いております。診察を待っている間に山形石雄さんの「戦う司書と神の石剣」を読みました。
 〜武装司書のミレポックは神溺教団との戦いの中で「ラスコール・オセロ」という人物の存在を知る。人が死ねば本となって図書館に収められる筈なのに、神溺教団の人間達の本はすべて行方知れずになっており、それにラスコールという人物が関わっているらしい。そのうえラスコールという名前は、人が死んで「本」になった時、その「本」を想い人の元へ運ぶ謎の本屋として半ば伝説化していた。常笑いの魔女・シロンの本を人間爆弾であったコリオの元へ届けたのもラスコールではないかとされていた。ミレポックは独自の調査に乗り出すが、ラスコールを追う者には必ず死が待っているという。さらにミレポックの前にアルメという少女が立ちはだかる。彼女は神溺教団を裏切り、ラスコールを探していた〜
 話が一気に進んで、武装司書と神溺教団の関係がうっすらと出て来ました。神溺教団がどういうものなのかも、少しずつ明らかになってきます。ミレポックは規則を重視し、アルメは欲望を重視する。このシリーズは結構重要なキャラも容赦なく退場してしまうので、ちょっとドキドキします。

戦う司書と神の石剣 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と神の石剣 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫



2009-10-23 [山形石雄]

 「空中ブランコ」の櫻井さんは殆ど顔出し状態で、半実写のようでした。うーん、微妙だ。来週は三木さんが顔出しなのか。
 「にゃんこい!」はタマをはじめ、にゃんこ成分が少なかった。残念。でも、オスなのにジョセフィーヌで、大きなリボンが可愛いにゃんこの声が遊佐さんでびっくりしました。
 
 私は足がまったくないものと6本以上あるものが非常に苦手であります。なので、山形石雄さんの「戦う司書と黒蟻の迷宮」は少々キツかったです。
 今回の主役は、バントーラ図書館の地下迷宮に引きこもっている武装司書のモッカニア。ハミュッツと同じくらいの戦闘能力を持つと言われながら、ある日突然地下迷宮の中に自分の部屋を作って閉じこもってしまった彼が、ある日、神溺教団の戦士と共に武装司書に対して反旗を翻す。その裏切りの影には、モッカニアの母親と名乗る謎の女性の姿があった。
 このモッカニアの能力が「蟻」なのです。自在に大量の蟻を操り、敵の肉体を食べさせてしまう。文章の中に大量の蟻が出てくる描写がもう大変でした。少し前にテレビで軍隊蟻の行進をうっかり見てしまったことがあって、通り道にいたネズミとかに群がっていたシーンを思い切り思い出してしまいました。モッカニアは、引きこもりになった原因の事件で、心が壊れちゃったのでしょうけど、ちょっとお母さん大好き過ぎ。武装司書のフィーキーが面白いキャラクターだったのに、あっという間にお亡くなりになってしまいました。残念。

戦う司書と黒蟻の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と黒蟻の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 文庫



2009-10-18 [山形石雄]

 新章に突入した「黒執事」。コナン・ドイルっぽい語り手が出て来たりして、何やらミステリ風味の様子。最終ページでセバスチャンが血塗れで倒れていて吃驚しましたが、そういや彼は悪魔だから別になんともないのか。相変わらず引きが上手くて、早く次を読みたいです。

 山形石雄さんの「戦う司書」シリーズの2作目、「戦う司書と雷の愚者」を読みました。2冊目になって一気に面白くなりました。ライトノベルは何冊も出るので途中で飽きることが多いのですが、このシリーズは何とかいけるかもしれない。
 〜武装司書たちの本拠地であり、人々の『本』が収められているバントーラ図書館が、武装司書達の攻撃を受け傷ついても再生し、手から雷を放出する謎の怪物に襲われる。一方、武装司書見習いのノロティは、トアット鉱山で死んだ武装司書・ルイモンの『本』を強奪した犯人を追い、『本』の奪還を命じられていた。そんな彼女に館長代行のハミュッツ・メセタは、「透明な髪の毛」を持つザトウという男を護れと命じる〜
 今回の主役は武装司書見習いのノロティと死にたがり屋のザトウ。ザトウは自分を殺してくれる相手を求めて「殴られ屋」という商売をしています。今回も神溺教団はエグイことをやっていて、世界最強の怪物を生み出す研究をしています。そこに怪物を目指そうとするエンリケという少年や前作で人間爆弾として登場したレーリアが絡んでいます。神溺教団もエグイですが、ハミュッツも相当エグイ。この先を読めばこの辺の謎も明かされるかな。アニメはどうやら1冊を4話にまとめてしまうらしくて、もの凄い駆け足です。原作を読んでいないとさっぱりな部分がかなりあります。神溺教団のシガル・クルケッサを演じている置鮎さんの台詞回しが、「アキカン!」に出て来た変態役人みたいです。

戦う司書と雷の愚者 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と雷の愚者 (スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: 文庫



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