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2012-06-02 [成田良悟]

 成田良悟さんの「デュラララ!!×11」を読みました。
 ーダラーズの面々が集まった新羅のマンション。ひたすら門田を心配する遊馬崎と渡草、マイペースな美香と誠二、美香に対して敵意を剥き出しにする波江。彼等は新羅の提案で、利害を一致する者達として小さな組織を作る。一方、門田を見舞った杏里は臨也の言葉に心を掻き乱される。そんな様々な人達の想いが錯綜する池袋に突然投下されたセルティの『首』。ー
 ものすごく久しぶりの「デュラララ!!」だったので、すっかり前の話を忘れていました。よくよく思い出してみれば、新羅は怪我人、門田は意識不明、シズちゃんは留置場で、私の好きなキャラが尽く戦線離脱中なのでありました。そして今回も臨也は絶好調にウザ也さんです。ほんとにウザい。シズちゃんがいないとウザさ3割増しだな。しかし、ここまで好きに生きられれば人生幸せだろうとも思います。今回は『罪歌』がメイン。『罪歌』の子どもがその子どもを斬ったり色々ややこしいです。杏里はちょっとうじうじ悩み過ぎな気もしますが、そこはきっと狩沢さんが引っ張り上げてくれるでしょう。狩沢さん懐が深いというか、こういう女の子大好きだ。可愛いし。ただでさえ怪我人の新羅にまた災難が降り掛っていますが、ぶち切れたセルティがどうなったのかもの凄く気になります。できれば次はもうちょっと早く出てくれると嬉しい。

デュラララ!!×11 (電撃文庫)

デュラララ!!×11 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/05/10
  • メディア: 文庫



2011-08-15 [成田良悟]

 「ルーンファクトリー4」が3DSで出るというので、1万円値下げしたことだし、思い切って本体を先に買うことにしました。浦和好きなのでやっぱり赤だよなとぽちっと注文。本体だけあっても仕方ないのでソフトも選ぼうとしたら驚く程数が少なかった……。3DSが出て結構経つと思うのですが。これは値下げしても仕方ないかもしれません。

 成田良悟さんの「デュラララ!!×10」を読みました。
 ー「最近のダラーズはおかしいと思いませんか?」黄巾賊を復活させた紀田正臣は、ダラーズの顔役ともいえる門田京平に言う。正臣は親友の竜ヶ峰帝人を救う為にダラーズを潰したい。その為に門田達にダラーズを抜けて黄巾賊に手を貸してほしいと懇願する。しかし、その門田は何者かにひき逃げされ、重傷を負ってしまった。静雄が抜け、門田が動けないダラーズは一体どうなってしまうのかー
 表紙がワゴン組。一番後にいる渡草の表情が痛々しい。また車を痛車にされているのでしょうか。渡草君はワゴン組の中ではヘタレ的存在だと思っていたのに、今作で高校時代の素顔を知ることができました。まあ、そうですよね。フツーの人がこのグループには入らないですよね。今回はドタチンが戦線離脱です。ドタチンというストッパーが外れて遊馬崎暴走中。それにしても帝人の壊れっぷりが怖い。正臣がダラーズを潰して帝人を救うという決意を固めていますが、そんなものじゃ帝人は正気に戻らないのではないかと。純粋な狂気とでもいうのでしょうか。そしてその周りをうろつく大人達もキナ臭くなってきました。そんな中、前作で重傷を負って包帯だらけの新羅とセルティは癒しパート担当のようです。なごみます。最後にはマンションがとんでもないことになっていましたが、次巻あたりで新羅が「やれば出来る子」パワーを発揮してくれるのではないかと期待しています。相変わらず登場人物が多くて(ろっちーも出て来た)、場面がくるくる変わって忙しいお話ですが、混乱せずに読めるのだから凄いなと思います。

デュラララ!! ×10 (電撃文庫 な 9-39)

デュラララ!! ×10 (電撃文庫 な 9-39)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: 文庫



2011-02-23 [成田良悟]

 月曜日に大騒ぎしたお婆さんの姿はこの2日間見ていません。まあ、ああいう症状ですから他人に絡んでお巡りさんを呼ばれたことなど全く覚えていないのでしょう。しかし、ある日突然スイッチが入ってまた追いかけられたら困るので、暫くは用心することにします。

 成田良悟さんの「デュラララ×9」を読みました。
 ー東京・池袋。少年達が歪んだ友情で抗う中、臨也にひとつの依頼が舞い込む。裏カジノの秘密を探るべく暗躍する臨也に、複数の組織の魔の手が迫る。そして狙いは臨也だけでなく彼の双子の妹達にまで伸びて行く……ー
 「人ラブ!」な情報屋折原臨也さんがメインの第9巻。成田さんの作品の特徴である時間軸が入り乱れたお話。この作品の肝はやっぱり「監禁されているのは本当に臨也なのか?」でしょう。頭から麻袋をかぶせられて終始無言の男。監禁した組織の『ミミズ』という女は男を「臨也」と決めつけて色々楽しそうに虐めていますが、読者にしてみれば「あの臨也のことだからどうせ偽者じゃね?」と思ってしまいます。しかもシズちゃんが出勤してないだの影次郎さんがいなくなるなど、これでもかというくらいにミスリードを誘ってきます。そしてもう一つの肝が、臨也と新羅の関係。来神中学校入学直後の臨也と新羅の出会いが書かれていてこれが面白かった。作品中最も歪んでいるように書かれている臨也さんですが、実は新羅の方がもっと歪んでいました。おそらくシリーズ中で一番歪んでいるのは新羅でしょう。あの臨也が嫉妬するくらいに新羅は別世界の人間です。臨也が独自の派閥を作って動き始めたり、セルティが首の在処に気付いたり、色々動き始めたようですが肝心の高校生組が殆ど出て来ない。そろそろ帝人と正臣にも大きな動きが欲しいところです。

デュラララ!!×9 (電撃文庫)

デュラララ!!×9 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: 文庫



2010-06-12 [成田良悟]

 「はやぶさ」君の再突入まであと25時間ですか。いよいよですねえ。ドキドキします。明日は色々とお迎えイベントがあるのですが、月曜日の仕事を考えるとリアルタイムでその瞬間を見ることは難しいなあ。

 成田良悟さんの「デュラララ!×8」を読みました。
 ー最近、帝人の様子がおかしい。まるで正臣がいた頃のように明るく振る舞っている。夏を迎えた池袋で、首無しライダーことセルティは帝人のクラスメイトである杏里からそんな相談を受ける。ゴールデンウィークに発生した黄巾族とダラーズの抗争。街はまだその傷跡と歪みを抱えていた。どんどん闇に引き込まれてゆく帝人、今度こそ過去を清算しようと決意を固め池袋に戻ってきた正臣。そして自身の身体に「罪歌」を宿す杏里もまた帝人と正臣を深く心配し、自分が何ができるのかを模索していた。高校生達がそれぞれの為に動きだした頃、人気俳優の幽はアイドル聖辺ルリがストーカーに付きまとわれていることを心配し、兄の平和島静雄に相談していた。そして静雄はそのことを何故かセルティに相談する。杏里の悩みと静雄の相談の板挟みになったセルティがとった行動とは……ー
 また新しいお話のプロローグなので、非常に続きが気になります。が、登場人物が多すぎる。いくらなんでも多すぎる。「あんた誰?」状態になってきました。今回シズちゃんがあんまり暴れていませんが、幽との兄弟ほのぼのシーンと猫静雄に衝撃を受けましたよ。シズちゃんは最早セルティと並ぶ萌えキャラです。自分の力に怯えて人と関わらないように生きてきた静雄が、いつの間にか大勢の仲間に囲まれて生きているのに対して、「人間大好き!」を公言する臨也がどんどん1人になってゆく。臨也さんはまた何かを企んで「臨也軍団」を作っていましたが、澱切という正真正銘の極悪人が出てきたことでもの凄く子どもっぽくみえます。そんなに鍋をしたかったのか?今回の最大の衝撃は新羅の大けがでしょう。新羅は静雄の暴力にも慣れているし、なんだかんだでセルティや静雄がなんとかしてくれる立場にいるので、まさかこんなことになるとは思わなかった。新羅がセルティに依存しているのかと思いきや、セルティもかなり新羅に依存しているんだな。それと新羅パパがとても息子を愛していることに一安心。わかりにくい愛情だ。しかし、この小説は一体あとどれくらい続くのだろう。作者のあとがきを読むとあと5冊以上はいきそうな感じですけど……。
 アニメの方はもうすぐ最終回。シズちゃんが撃たれるシーンは、「え〜、シズちゃん死んじゃうの?」という描き方でした。まさかその翌日に道路標識で車の屋根を引きはがすとは思えない。銃で撃たれて「鉛中毒」になることを心配するのはシズちゃんくらいです。

デュラララ!!×8 (電撃文庫)

デュラララ!!×8 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫



2010-03-27 [成田良悟]

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 地元のお寺で撮ってみました。まだ2分咲きくらいですが、こういうのも風情があっていいな。今度の週末あたりは満開になって人もたくさん来そうです。このお寺の隣は神社になっていて、なんともいえないおおらかさに、日本の宗教施設の面白さを感じます。勿論お寺も神社も行き来自由です。桜の木も両方に枝を伸ばしてるし。

 成田良悟さんの「ヴぁんぷ!」を読みました。
 ードイツ領グローワース島。荘厳なバルシュタイン城の主、ゲルハルト・フォン・バルシュタイン子爵。ドイツに存在しない爵位を名乗るこの人物は実は吸血鬼である。彼の養子であるレリックは限りなく純血種に近い吸血鬼であり、レリックの双子の妹であるフェレットはレリックとは正反対の能力の持ち主だった。この島に吸血鬼退治を生業とするカルギラ達が上陸する。その中には吸血鬼に復讐を誓い、自ら望んで「食鬼人」となりすべての吸血鬼を食べ尽くすことを目標にしている木島閑音の姿があった。そしてグローワース島では子爵を倒すためなら何でもするという小悪党市長ヴォッド達が子爵を襲撃していたー
 吸血鬼らしくない吸血鬼のお話です。なにしろ子爵の身体が……。レリックが気になる少女のヒルダとフェレックに猛烈にアタックするミヒャエルという人間の兄妹がいます。ミヒャエルの生命力はある意味吸血鬼より上なんじゃないだろうか。小悪党の王道をいくヴォッドと、やはり小悪党キャラであるカルギラのキャラがちょっとかぶっているところがありますが、成田さんらしい大人数でがーっと話が進んでいきます。閑音と道化師がこの先どうなるのかちょっと気になってます。

ヴぁんぷ! (電撃文庫)

ヴぁんぷ! (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 文庫



2010-03-05 [成田良悟]

 帰りの電車がとある駅に入った瞬間急ブレーキ。嫌な予感がしましたが、やはり人身事故でした。最近週に一度は人身事故で電車が止まってホームでぼーっとしているか、電車に閉じ込められている気がします。今日の事故は自殺なのか携帯いじってて電車に接触しちゃったのか不明ですが、JRも気の毒だなと思います。地下鉄みたいなホームドアにできれば一番良いんでしょうが、もの凄い費用がかかるらしい。生活保護も大事ですが、真面目にコツコツ働いている人の給料が減ってどうにもならなくなってしまった時に助けてもらえる制度が欲しい。

 成田良悟さんの「世界の中心、針山さん3」を読みました。
 ー眼鏡をかけたごくごく平凡な男、針山真吉。妻と娘、息子の4人暮らし。そんな針山さんが暮らす所沢は今日もおかしな事件が発生している。竹から生まれたお姫様が、何故か忍者パンダとアクションショーを繰り広げたり、巨大ロボットに乗るという夢を叶えるために工場長まで上り詰めた男がいたり、黒服にサングラスという姿で記憶を失っている女がいたり。そしてそんな奇妙な事件には何故か必ず針山さんが関わっていて……ー
 3冊目の針山さんはちょっとSFっぽいお話。「工場長のドリームチェイス」が面白かったです。ロボット工学などに進んだ人は多かれ少なかれこの工場長と同じ思いを持っているのではないかと思います。完成した巨大ロボが、どうしても昨年お台場に立っていた大きな白い人を思い出させます。巨大ロボのパイロットは必ず少年という「刷り込み」に笑ってしまいました。今回は最後の書き下ろしで一気に物語が収束する形ではなく、子ども達のお話である「おまけ」がついています。黒井君がなかなか不気味です。

世界の中心、針山さん〈3〉 (電撃文庫)

世界の中心、針山さん〈3〉 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2009/10/10
  • メディア: 文庫



2010-03-02 [成田良悟]

 四月一日に続いてツバサご一行様も「こばと。」に登場。小狼君達も本編完結後の姿なので、サクラ姫はいませんでした。小狼君はますますスザク君みたいになってるし、モコナは中の人が芝居を変えちゃったので全然モコナに聞こえませんでした。声といえばいおりょぎさんと黒鋼さんは同じ人ですね。同じ声だし、性格もちょっと似ているので区別がつきにくい。もうこの2組が出てくることはないのかな?何の為に出てきたのか未だにわかりませんが……。

 成田良悟さんの「世界の中心、針山さん2」を読みました。
 ー誰からも憎めないような顔をしたごくごく平凡な男、針山真吉。そんな普通な針山さんが暮らす埼玉県所沢市では、今日も奇怪な事件が続発する。後部座席から乗客がこつ然と消えるタクシー。ヒーローよりも遥かに無敵な下級戦闘員の悲劇、殺し屋と死霊術士と彼が生み出したゾンビの大戦争。そしてすべてが絡み合う結末は……ー
 今回の針山さんは少々オカルト系です。乗客が消える有名な怪談を使った「たくしぃえれじぃ」はちょっとひねってあって面白かったです。一番面白かったのは「37564人目の悲劇」。昔の特撮ものに出てきた下級戦闘員のお話。怪人の周りで「いーいー」と奇声をあげていたあの人達のお話です。もし、その戦闘員の一人がとんでもなく強かったら?という奇想天外なお話でした。戦闘員が主人公ですから、所謂「悪の組織」が舞台なのですが、どうみても正義の味方であるはずの戦隊組の方が極悪でした。名前が「ジェノサイダー」だし。前作のキャラも出てくるので、どんどん登場人物が多くなっていきます。そして最後に見事に盛り上げてくれました。

世界の中心、針山さん〈2〉 (電撃文庫)

世界の中心、針山さん〈2〉 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 文庫



2010-02-25 [成田良悟]

 「バカとテストと召還獣」がエヴァ風味でした。ムッツリーニは何でギアス目だったんだ?ムッツリーニは宮田さんの声が妙に可愛くてお気に入りです。宮田さんといえば先日の「BLEACH」の花太郎は可愛かった。花太郎の斬魄刀もまた可愛かった。斬魄刀が主に反旗を翻すという話なのに、主に何の不満もないというところが、いかにも花太郎の斬魄刀だな〜。

 成田良悟さんの「世界の中心、針山さん」を読みました。
 ー埼玉県所沢市を舞台に起こる数々の不思議な出来事。ベッドの下に斧を持った男が潜んでいたり、空から魔法少女が降ってきたり、突然自分たちは勇者だと名乗った人々がこつ然と消えてしまった孤島。そしてそれらの事件が絡み合う悲劇。そんな数々の出来事に必ず関わっていた一人の男。針山真吉。職業グラフィックデザイナー。妻と2人の子どもを持つごくごく平凡な彼は何故事件に巻き込まれてしまうのかー
 連作短編集です。それぞれのお話は雑誌連載だったので独立していますが、書き下ろしの最終話で一気に集結します。その盛り上がり方が凄くて、この作家さんは大人数が一気に盛り上がる話を書くのが上手いなあと思います。「としれじぇ」に出てくるベッドの下に斧男というのは有名な都市伝説で、都市伝説をモチーフにした小説には法月綸太郎さんの「都市伝説パズル」という名作が有名ですが、この「としれじぇ」もなかなか面白かった。小さな島に住む人達がいきなり自分が勇者だと思い込んで戦い始める「拝啓、光の勇者様」はちょっと怖かった。この島の人達の正体にぞわぞわしました。しかし、一番怖いのは何があっても平然としている針山さんでしょう。何者?という感じです。
成田さんの小説は世界が微妙に繋がっているらしいのですが、この「針山さん」シリーズだけは別世界なのだそうです。所沢と池袋なんて近いのに残念。

世界の中心、針山さん (電撃文庫)

世界の中心、針山さん (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 文庫



2010-02-13 [成田良悟]

 寒い。最近の日本代表の試合のように寒いです。香港相手に3点しか取れないってなんですか?土屋アンナの「ばびょ〜ん」が聞こえてきそうなくらいに吃驚ですよ。代表っていうのはあれだけの人数がいるJリーガーのトップな人達なわけで、もういるだけでキラキラ感が漂って、プレーの1つ1つに「おお〜っ」と思わせてくれるような何かがないと辛い。最近の代表は全然おもしろくない。カメルーンの守備が弱いとマスコミが喜んでいましたけど、その前に日本が前に行かないじゃん。W杯が開催される年の代表とは思えない。この先どうすんだ?

 成田良悟さんの「デュラララ!!×7」を読みました。6巻のその後の皆様な短編集です。
 ー弟の誠二につきまとう張間美香を疎ましく思う誠二の姉、波江は、美香を弟から遠ざけようと企む。だが、「愛」に生きる美香は波江の想像を遥かに超えた存在だった。誘拐されていた粟楠茜は池袋最強の男を「殺す」為に護身術の道場へと通い始める。茜に道場を紹介した粟楠会幹部の赤林がしがみつく己の過去。兄が刺されたことを気にもせずに無邪気に振る舞う双子。そして念願の2人だけの旅に出たセルティと新羅。池袋の休日はまだ終わらないー
 一人寂しく入院している臨也さんから始まって、波江と美香の異常な愛情の戦い、赤林の過去とあのキャラとの意外な繋がり、小学生からロシア女性まで虜(?)にしちゃったシズちゃんモテ期到来話、新羅とセルティのラブラブ日帰り旅行話と盛りだくさん。臨也さんのことを誰も気にしていないことが一番面白かった。さすが臨也さんです。
 アニメの「デュラララ!!」はワゴン組のお話。渡草とカズターノの間にどんな涙を誘う物語があるのかと思いきや、そんなオチですか!「痛車」を普通に「イタリア車」と思っていたドタチンこと門田君も「百均、ひゃくきん〜」と歌う狩沢さんも可愛いなあ。新羅のシャワーシーンはどんなサービスショットなんでしょうか。福山さんの調子っぱずれの歌が素晴らしい(あれ、何の歌ですか?)。毎回チャット部分はその回のナレーション担当の声優さんが読み上げますが、福山さんも中村さんも神谷さんそっくりな喋り方でした。次回はいよいよシズちゃんのお当番回です。予告に幽がいました!パン屋にした2人の子どもは原作7巻の赤林の話に出てきた静雄と幽かな。楽しみです。

デュラララ!!×7 (電撃文庫)

デュラララ!!×7 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/01/10
  • メディア: 文庫



2010-02-09 [成田良悟]

 BSで放送しているCLAMP原作のアニメ「こばと。」に「HOLiC」の四月一日が出るというので見てみました。CLAMPは好きだけど「こばと。」は主人公のこばとについていけなくて苦手であります。四月一日はただのゲストなので別にストーリーに絡んでいたわけではありません。しっかり今の原作である「HOLiC籠」の四月一日だったので、口調はべらんめえ調だし変な動きもしていない。アニメの「HOLiC」しか知らない人が見たら「誰?」だっただろうなあ。次巻のコミックにはまたDVDが付きますが、四月一日はこんな感じなのか。ここまで性格変わったら、演じる福山さんも吃驚ではないかと。

 成田良悟さんの「デュラララ!!×6」を読みました。
 ー臨也に嵌められて粟楠会に追われる静雄。粟楠会会長の孫娘である茜は、自分の祖父や父が極道であることに悩み家出をしていた。その茜に「静雄は君のお父さん達を殺しに来る殺し屋だよ」とうそぶく臨也。「ダラーズ」が一人歩きしてしまい、自分の立ち位置に悩む帝人。そんな親友の苦境にようやく気付いた正臣は、帝人に会う決意を固める。人間ではない「黒バイク」との接触に興奮を隠せないヴェローナ。愛しいセルティの帰りを待ちわびる新羅。思い通りにことを運ぼうと画策する青葉。池袋の街はそれぞれの思いを飲み込んでゆくー
 帝人君が覚醒して、臨也と青葉が痛い目に遭って、新羅とセルティはラブラブまっしぐらで、ドタチンと千景は昭和の香り漂う漫画のように拳で解り合っちゃいました。シズちゃんは追っ手に反撃することなく逃げ切り、廃車をボールにしてサッカーをしました。成田さんは構成が上手くて、5巻で思い切り広がったお話を6巻で一気に収束させてます。読みはじめたらガーッといけます。もうシズちゃん最高じゃないか。臨也の罠も「ここまでするか?」な域に達していますが、シズちゃんの方が大人だったな。5巻でロッテリアのシェーキをキュイキュイ飲んでいたシズちゃんは、6巻でマクドナルドのシェイクをキュイキュイ飲んでいます。あ、なんだかマックシェイクが飲みたくなってきた。全部は無理なので半分ほどで良いんですけど……。

デュラララ!!×6 (電撃文庫)

デュラララ!!×6 (電撃文庫)

  • 作者: 成田 良悟
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/07/10
  • メディア: 文庫



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